洋物系のソーシャルメディアのアプリを使っていると、ロール・アウトという言葉を目にすることが多いのではないでしょうか。「新機能のロール・アウト開始」みたいな感じで、使われています。調べてみるまで知らなかったのですが、ロール・アウトというのはマーケティング用語なのですね。日本語の訳語としては「本格展開」という言葉を充てることが多いようです。

現在の情報処理の多くは、分散処理という考え方でシステム全体が構成されています。以前は、大型汎用機(メインフレーム)ひとつで、ドカンと処理を行う方式が主流でしたが、現在は小さなものをたくさんつなげて、分担して仕事をさせているわけですね。なので、一部のサーバーが担当するエリアでテストしていたものを、つながっている他のサーバーに広げるのがロール・アウトなのです。こう説明すると、この言葉の語感がなんとなく伝わると思います。

で、このロール・アウトで最近気になっているのが、フェイスブックです。

スマホからのライブ配信機能を提供したあたりから、アプリの更新の多いこと。スマホの設定を自動更新にしていると気付かないかもしれませんが、しょっちゅう更新している感じです。

で、このライブ配信なのですが、パソコンからライブ配信する機能のロール・アウトが、日本では途中で止まってしまったようなのです(2017年3月時点)。周囲の人に聞いてみたところ、パソコンから外部ソフトなどはつかわずに、ダイレクトにライブ配信をできるようになった人とそうでない人の割合は、半々でした。僕は使えるほうなのですが、使えるようになってから、もう二ヶ月以上になります。ロール・アウトにそんなに時間を要するワケがありませんので、これは途中でやめたとしか考えられません。

実は振り返ってみると、スマホからのライブ機能をロールアウトしたときも似たような事が起きました。昨年の4月頃だったでしょうか、日本でも一部の人に機能が提供されたのですが、途中で元に戻された(できなくなった)ということがありました。結局、スマホからのライブ配信が日本で正式にロールアウトしたのが7月頃で、不思議なことに、ほぼ同時に日本のLINEもスマホからのライブ配信を一般に開放しました。

なぜこんな事が起きるのか?

インターネット系のソフトウェア開発というのは、走りながら考えるアメリカンの典型のような展開になっているようなのですが、この件については、僕はそれが原因とは考えていません。実は原因は日本側にあって、それはインターネット回線がパンク寸前の時間帯があるからではないか?と、思っています。LINEライブの一般開放も、実は待たされていたのでは無いか?と。

スマホで、パケットを使っての通信は、混雑している場所や時間帯ではひどく速度が落ちるのは、これはみなさん経験済みだと思いますが、似たような事が肝心のインターネット側でも起きているとしたら、これはいただけません。そうでなくても、日本の通信費は他国と比べても高価なのですから。ま、あくまで素人考えですが、それ以外にロール・アウトを途中でやめてしまう理由がみつかりません。