インターネットに対する態度や接し方は、日本では大きく二分しているように僕は感じています。インターネットというだけで、何かとマイナスイメージの悪いニュースばかりを聞かされることが多かったのが、その理由の一つかも知れません。

それと、これも日本に強い傾向だと思うのは、実社会(リアル)とネット社会とを対比的に捉える考え方……。これ、ヘンでじゃないですか?インターネットは実社会の一部です。なのでそこに見えるのも、実社会のはずで、もし匿名を使うから出てくる人格みたいなものがあるなら、それは現実の人格。以前は目にとまることがなかったことが、表面化しただけのことです。それはそれで、ありのまま受け入れなければならないのに、「インターネットだから」を都合の良い理由にして、目を背けているような気がしてなりません。

ハナシは飛躍しますが(いつものことですが)、北海道の北竜町というところで試みたクラウド・ファンディング(一般から広く資金を募る)によるイベントの企画が、北海道ではちょっとした話題になりました。

北竜町には『ひまわりの里』があって、毎年大きな観光イベントになっているのですが、今年は30周年ということもあって、ライトアップをしようということになったそうな。で、そのための必要資金を広く一般から募ることにしたわけですね。ところが、募金開始後5日で頓挫。理由は、寄せられた意見が、「光害」などを理由にした反対意見ばかりだったのです。

投稿された意見は、まだクラウドファンディングのページに残っていますので、読むことができます(上のツイートからリンクしています)が、どうやら町内からの反対には見えません。意見の趣旨はわからないこともないですが、「畑の一部を時間を限ってライトアップすること」に対して何もそこまで、というのが僕の感想です。実際、新聞の報道によると、付近に民家は無いといいます。

経験がないことにトライするのって、なにかと不安なものです。自分のまわりに経験者がいない場合は、特にそうだと思います。

町としての中止の経緯はわかりませんが、でもまあ、これもまた現実。「インターネットだから」を都合の良い理由にして片付けてしまわないで、経験値アップとして今後につなげてもらえればと思います。また僕自身、意見をする立場になったときには、インターネットという公の場での立ち振る舞いには、現実社会と同じような配慮が必要だということを改めて感じた次第です。