ジオタグの次は、顔認識?
◆ スマホ写真の位置情報は、安全になったの?
インスタグラムのストーリーで、ジオタグを使えるようになったという話題は、ご存じの方も多いはずです。
日本で公開されて数日のうちに、もうビジネス活用している方もいました。さすがにインスタグラム、その注目度の高さが伝わってきます。なにせたったの4ヶ月で、世界中でユーザ数が一億増えたというのですから、これは驚きです。
ジオタグというのは、位置情報のことです。スマホで写真を撮影すると、位置情報が写真のデータとして書き込まれるということは、ご存知の方も多いと思います。
自宅で撮影した写真を不用意にネット上で公開すると、この位置情報から自宅の場所がバレてしまうということで、何年か前にずいぶんと話題になりました。
このため、当時は自分のスマホのカメラアプリの設定で、位置情報をオフにされた方も多かったのではないでしょうか?
当時のイメージのままスマホをお使いのみなさんは、今回発表されたジオタグを使った機能を楽しむことはできません。
というよりも、現在は大手のSNSやフリーブログのサービスでは、スマホから直接写真をアップしても、その写真の位置情報は、見ることができないようになっています。
インスタグラムに関しては、投稿された画像のダウンロードが最初からできないようになっていますので、位置情報を見られる心配はありません。
前置きが長くなりましたが、インスタグラムのこのジオタグ機能、何がオモシロいかというと、その場所で撮影されて投稿された写真を瞬時に集めて表示できるのです。
ということは、例えば店舗でこの機能を使うと、その店のファンをインスタグラム上でつなげることができる、ということです。自分の写真が、他の人達のものと並んで写っているのをみるだけで、強烈な印象が残ります。
ネット上の「ゆるい」つながりというのは、最近のお若い方々の文化のようになっているようですが、お店側との自然なつながり感もあって、この新機能はとってもナイスだと思います。
ということで、YouTubeのビデオで、実際の使われ方を解説してみました(笑)。
◆ 位置情報の次は、顔認識?
インターネットが日本で広まり始めた頃は、マスコミではネガティブ寄りに紹介されることが多かったと、私は記憶していますが、みなさんの印象はいかがでしょう?
私よりもずっとお若い方でも、インターネットは怖いところという印象を持ち続けていたという方がいて、少々驚いたことがあります。
確かに、プライバシーを守るという観点から、注意しておかなければいけないことがありますが、でもこれは、家に鍵をかけ忘れないようにするのと同じ事です。
話は少し飛躍しますが、アメリカの航空会社が、顔写真を使ったチェックインシステムの開発を進めているというニュースが流れてきました。
以前に携わった仕事で、「名寄せ」というデータ処理がありましたが、ジオタグは、「位置寄せ」になりそうです。で、今度は「顔寄せ」みたいなことが可能になりそうです。
「札(タグ)付き」というのは、日本語的には悪者になるみたいでなんだか落ち着かないですよね。英語をそのままカタカナにして使っているのは、そうした背景もあったりして(笑)。
いずれにしても変わり続けているのが、インターネットです。古いイメージは手放しましょう♫