異文化スタイル公式 「発信する」から始めよう

異文化スタイル 第27号
令和元年6月25日 発行

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#KuTooとディスカッション
みなさん、発信してますか?
 
 私、つい最近まで知らなかったのですが、#KuToo(ハシュタグ・クトゥー)がネット上での話題として盛り上がっているようです。
 
 Kutooは、靴と苦痛とを引っかけたようで、以前話題になった #MeeToo を想起させるハシュタグです。先日、国会でも取り上げられたようですが「女性にパンプスを強制するのはおかしいのではないか?」という議論です。
 
 あ、念のためですが、ハシュタグが付いている話題は、まずはTwitterで検索です。
 
 いろんな意見が出てきて、オモシロイですよ。#KuTooに限ったことではないのですが、ネット上で盛り上がっている議論をながめていると、「いろんな人がいるなぁー」と、いつも思いますし、意見しないことが美徳みたいな雰囲気だった昔からすると、「随分と変わってきているなぁー」とも感じます。
 
 また、自分にはない視点を与えてくれることも多いです。#KuTooでは、「そもそも強制しているのは誰なのか?実はそれは、同じ職場内の女性同士の間で発生する『同調圧力』なのではないか?個人個人で対処するべきことを女性差別と捉えること自体おかしな事だ」という意見がありました。
 
 なるほど!です。
 
 で、こうした意見の持ち主が書いていることなら、もっと他の話題についても知りたいと思います。ネット上のようなオープンな場でディスカッションすることの意味って、こういうことだと思います。
 
 Twitterというと、炎上が起きるコワイ場所というイメージを持っている人が、まだまだ多いようです。確かにそうした面はありますが、逆の見方をすると、それだけいろいろな意見に出会える可能性が大きいということです。私がTwitterを好む理由のひとつが、これです。
 
 話はちょいと飛躍しますが、関連して思い出すのは、「外注先をネット上のフリーランスで探すのは不安でできない」という考えについて。自分はネット上で新規のクライアントを得ようとしているのに、逆は不安というワケですね。
 
 その気持ち、わからなくはないです。
 
 不安なご本人も、前に進めない理由のひとつに気がつかれたようでしたので、それ以上深掘りはしませんでしたが、オープンな場でのディスカッションにまずは触れてみることで、ネット上で発信することへの不安解消につながるかも知れないな、そんな風にふと感じた次第でした。
 
◆ 今日のお薦め書籍

『読みたいことを、書けばいい』田中泰延著(ダイヤモンド社)

 著者は、電通で24年間勤めたという経歴の持ち主です。コピーライターを辞して独立。今回が初めての出版だそうです。私は、たまたまtwitterで著者をフォローしていて、オモシロそうということで、速攻で購入しました。

 内容を強引にまとめると、ベストなペルソナは「自分自身」だったということになりますが、書いて伝えることの本質が面白おかしく、かつ丁寧に説明されています。

 以前どこかで「広告というのは、対象となる製品やサービスを、本来それが持っている以上に見せてしまうものではないし、それをやろうとしても失敗する。」ということを学んだことがありますが、それがどういう意味なのか、この本を読んで理解できた気がします。

 ネット上で、自分の仕事を書いて伝えることを実践している、全ての人のにお薦めしたい一冊です。

 そうそう、twitterで、この本が到着したことをつぶやいたら、フォローしてくれました♫

 

 

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