フェイスブック・ライブの今後の展開について、気になる情報が流れてきました。

4月18日と19日に、フェイスブック社による開発者向けの大きなイベント(Facebook Developer Conference: F8)がありました。そこで話題になったのが、ライブ配信とメッセンジャーとを繋げるという新らしい機能です(情報のソースはこちら)。

まだ開発段階のハナシですので、実際にこの機能が提供されることになるのかどうかは定かではありませんが、要は、ある人のライブ放送を見ながら、メッセンジャーを使ってチャットができるようになるということです。

この意味は大きいです。

Periscope  (Twitter) が人気のライブ配信アプリになった理由のひとつがこれです。見ている人同士でライブのコメント欄を使って、手軽にチャットができるようになっているため、ライブを通して、人と人とのつながりが、縦(放送主と見ている人)と横(見ている人同士)の両方向で広がるのです。

現状では、フェイスブックのライブでは、見ている人同士がチャットすることはできません。その解決策が、ライブ配信の機能にメッセンジャーとつなげてしまえ、というワケです。

見ている人同士(もちろん放送主とも顔見知りの場合です)のチャットというのは、ライブ配信が賑やかになります。また放送主としても、顔なじみの仲間達が集まってきてくれることで、自分もコミュニティーの一員であると実感します。ただしこの事にはマイナス面もあります。見ている人の数が多くコメントがたくさんあるような場合には、放送主の意識がどうしても顔なじみによるチャットやコメントのほうに集中してしまい、そうではない人には疎外感を与えてしまうことになりかねません。

また、放送内容とは関係のない話題でチャットが始まってしまうこともありますが、この場合は、コメント対応が肝であるライブ配信ですから、多くのコメントに対応したいと集中している放送主にとっては、時として邪魔になることも多々あります。こうした問題は、メッセンジャーを並行して使うことで解決しそうですね。

こうなってくると、いよいよ Periscope の優位性がなくなっていきます。

残っている部分は、いろいろな人に見つけてもらう、「みつけてもらいやすさ」と、気に入ったらいつでもフォローできる「気軽さ」のふたつだけになってしまいました。前者についてはフェイスブックにも世界地図がありますから、その利用が広がるのは時間の問題です。後者については、フェイスブックにも友達になるではなくて、フォローするという選択肢が用意されています。

でもまあこのフォローする際の気楽さについては、フェイスブックとツイッターとでは、文化の違いみたいな面がありますから、急に大きく変わることはなさそうです。