和洋折衷なソーシャルメディア活用法
◆ 逆のものを混ぜてみる考え方
墨と筆。自由自在に扱える人達が、羨ましいと思ったことはありませんか?
しかもそれをソーシャルメディアと組み合わせて活用している方に、先日お目にかかりました。とあるランチ会でのことですが、北海道産のワインの話で盛り上がり、そのことをどのように広めていらっしゃるかをお伺いすることができて、大いに参考になりました。で、その方から送られてきたこのハガキ、感動です。
ソーシャルメディアを活用していろいろな人達と知り合うことができて、実際に会える機会があって名刺を交換。今風な光景ですよね。でもなんだかしごく合理的な感じがします。もしかするとその後は、スマホのアプリを使って交換した名刺のデータを読み込んだら、あらま、LINEでも自動的につながりました・・・みないなおまけ付き(笑)。
私自身もそうなのですが、こうした効率の良さを追いかけ始めてしまうと、どこまでも追求したくなってします。どんなことでも徹底的にやってみるというのは、それはそれで大いに意味のあることだと思いますし、必要なことだとも思います。
でもどこかで、一歩だけ引いてみる感覚で、真逆のことを混ぜてみる。
発想を変えるとか視点を変えるというのは、なんだかとっても難しそうですが、真逆のことを混ぜてみるという考え方ならわかりやすい。私は学生時代にディベートをやりましたが、白と黒を掛け合わせると、グレーになるのではなく金が生まれると教えられました。
ソーシャルメディアを活用して効率的になる分、時間を惜しまずに心を込めたことができるようになる。
こう考えると、逆のことを混ぜてみるというのは、ひとつの考えに捕らわれてしまわないための、いわば余裕の部分であって、なにかとギスギスとした話題の多い今この時代に必要な金なのではないかな、そんなふうに思えてきます。
毛筆のこのハガキをいただいて、大いに学ばせていただきました。