テレビ電話とビデオ通話
突然ですが、『テレビ電話』って、ありましたよね?買ったという人のハナシを聞いたことはありませんが、確かに一般向けに販売されていたという記憶だけはあります。
というか、今もあるのかしらん(笑)
市場から消え去ってしまった大きな理由のひとつは、相手と話をするのに顔を見る必要性が無かったからだと思います。その他にも、背景の部屋の様子が写るのが気になるとか、普段着姿で特に女性の場合だとメイクしていないと気になるとか、いろいろと理由があったとは思いますが、いずれにしても一般的には受け入れられなかった。
でも僕、思うのですが、もしテレビ電話が広く普及していたら、オレオレ詐欺に対する強力な防衛策になったんじゃないかな、と。「顔を見せないで電話をかけてくる人は怪しい」みたいな。
テレビ電話とは、ちょっと違いますが、ビデオ通話のアプリの数が赤丸急上昇中です。
スマホで相手の顔を見ながら話をすることができるというのは、別に新しいことではありませんが、最近になって、そうしたアプリが次から次へと出てきます。フェイスブックのメッセンジャーもビデオ通話対応になったし、グーグルのデュオというアプリがリリースされたのも、つい先日のこと。
で、こうした状況は、実は通話アプリだけではなくて、不特定多数に向けて発信(ブロードキャスト)するアプリも似たような状況です。次から次へと、出てくる出てくる(笑)
日本では、自分の顔を出さざるを得ないようなアプリを使っているのは、お若い方々がほとんどですが、アメリカでは、ご年配の人の割合が結構多い。しかも、普段のありのままでライブ動画に出てくる人がとても多いのです。女性も含めてです。中には、テレビのキャスターを目指しているのかな的な人達もいますが、アメリカの状況をながめていると、自分の素というか、あるがままを写すほうが、仲間が増えると考えているのではないかと、思えてきます。
あ、スマホではなくて電話のハナシでした。
以前耳にした話なのですが、風邪で学校を休むということを連絡するための電話ができない中高生がいるらしいです。相手が固定電話だと、「誰が出るかわからないから」なのだそうな。この気持、理解できますか?育つ環境が異なること、ここまで変わるものなのでしょうね。
まあそのうち、会社や学校の固定電話もスマホのアプリ対応になったりするかも知れませんが(笑)。