◆ 用があったらすぐ電話、は時代遅れ?
YouTubeのシェアボタンに、アメブロのアイコンが加わっていることに今になって気が付きました。
ネット上のサービスは、変化が早いですよね、ホントに。
先日、ちょいと気になるコマーシャルをYouTubeで発見しました。なんでも、固定電話の電話番号に対してSMS機能(メッセージを送る)を使うことができるサービスなのだそうな。携帯やスマホの番号にメッセージを送るのならわかるけど、固定の電話番号って?
実はこれ、コールセンターならぬメッセージセンターみたいな感じで、既に導入している企業もあるのだそうな。若い世代を意識したサービスらしく、YouTube の動画を眺めてみると、電話よりもメッセージでのりとりのほうが便利だということをウリにしています。
そういう感覚の人、今の若い世代の人達は、みんなきっとそうなんでしょうね。
ん?でも、電話よりもメッセージのほうが便利?
これって、よーく考えてみると、仕事の優先順位もそうなっているってことですよね?「電話よりもメッセージを優先するって、いつ頃からそうなったんだっけ」と、思わず考えてしまうのは、私が年寄りだからでしょうか(汗
で、そのあたりのことを息子達に聞いてみたところ、電話(LINE電話やSkypeを含めて)をする前に、「かけてもOKかどうかを事前にメッセージで確認する」のが、友達同士のやり取りでは普通のことらしいのです。
どうやら、お若い人達とやり取りをするのも、異文化コミュニケーションな世界になっているようです。
気をつけないと、「なんだこのおじいさん、マナーがなってない!」なーんてことになりかねませんよね。
気づいてよかった(笑)
◆通話は、電話とは限らないのが理由のひつだった
私と同年代の方でも、スマホをお使いでしたら、LINE通話という言葉は耳にしたことがあると思います。
相手と1対1で直接話をすることができるわけですから、電話といっしょと理解している方が多いと思いますが、大きな違いがひとつあります。
それは、通話料金を誰が支払うか、ということです。相手が、その時にたまたまWiFiに接続しているのなら、相手に料金は発生しません。でも、パケットを使って接続している場合は、大きくデータを消費してしまうのです。
つまり電話と違って、相手の状況によっては、いきなりLINE通話で呼び出すことは、相手に迷惑な場合が多々あるのです。
このことは、息子たちに言われるまで、全く気が付いていませんでした。
もちろん普段の使い方が、スタート地点から異なるという背景もありそうです。
LINEやSMSなどを使って、友達との会話のような短文のメッセージのやり取りから始まったのが、お若い方々です。
スマホに通話(電話ではなく)機能が備わったのは、比較的最近のことですから、話をする必要性が生じたときだけに、メッセージで「コールしていい?」とまずは確かめるというのは、これは、ごくごく自然な流れですよね?

これが、普通のこととして使っていてそれに慣れきってしまうと、今度は、電話(通話ではなく)をかける際にも、「まずは相手に確認を取らないと」と考えてしまうのは、これは無理もありません。
お互いのベースが異なることに気づいていないと、まともにコミュニケーションができない、そんな好例のひとつだと思います。